成長 夜…
今までにない苦しさを身体に感じた。 不安になりながらも自分の身体をきつく抱き締める様に押さえ、ギュッと目を瞑って耐えるように眠りについた。 朝起きると体に違和感を感じる…
いつもあるものが無い感覚。
はらはらと自分のまわりに舞う光るものを見つけ、その見慣れないものを眺めていた。 『…?』 はっとして自分の尻尾を確かめると、尻はつるんとしていて今まで馴染みのあった白い尻尾が無くなっている。 急に恥ずかしくなり、そして不安に襲われた。
コンコン…
部屋のドアをノックする音がして、いそいで布団に潜り込んで曖昧な返事をした。 今は…入ってきてほしくない…
「ギロロ、どうしたんだ?」
具合でも悪いのか?と心配そうな面持ちで布団をまくったガルルは、顔を真っ赤にし目に涙を浮かべた不安そうな表情で、 毛布を抱き締めているギロロを見た。 その姿に少し驚いたがガルルは俯くギロロのそばに腰を下ろし、そっと頭をなでた。 顔を背けたまま震えた、今にも泣き出しそうな声が聞こえる。
『にぃちゃん…、俺…大人になっちゃった…』
***
そう考えたら、なにかすごくいやらしい感じがしました(私だけ?) 気分は生理がきちゃった女の子な気分(爆) そんな幼年から成体への変化だったら嫌だなぁ… だって変化って人それぞれ時頃が違うんですよね。タママとタルルみたいに。 クラスに幼年と成体が一緒にいたらきっと気まずいでしょう。 『あいつ、もう大人なんだ…』みたいな。かぎりなく思春期ですね(笑)
06.04.03 戻る |